名古屋音楽大学、四日市高校の受験生 祝合格!(楽典・ソルフェージュの話)
2023/05/03
新学期が始まり早くも一ヶ月が経ちましたね。
生徒の皆様、一学年進級おめでとうございます。
中でも、新入学を迎えられた3名の生徒さん、ご入学おめでとうございます。
ひとり目にご紹介しますのは、小学一年生になったKちゃん。
学校までの距離があって今はなかなか大変そう。
でも、大丈夫だよ。足がどんどん強くなって体もどんどん健康になりますよ。
(先生も小さいころ学校までたくさん歩きました^^)
今、Kちゃんは発表会に向けてソロ曲と、お母さまとの連弾曲を練習中。
表現力がありしっかり弾けるKちゃん、譜読みも早くて発表会以外の曲もどんどん弾いてくれます。
目下の課題は、指のきれいな形と、テンポの正確性のアップですね。
まだ9月の発表会まで時間がありますから、いっしょにがんばりましょうね!!
2人目にご紹介します生徒さんは、県下でも進学校で有名な四日市高校に入学されましたMちゃん。
Mちゃんはよく言われます”勉強の出来る子はピアノも上達が早い”を体現するような、本当に優秀な生徒さん。
去年の発表会でもリムスキー=コルサコフの熊ん蜂の飛行やショパンの革命のエチュード、お母さまとの連弾でフォーレの子守歌など素晴らしい演奏を何曲も披露してくれました。また受験間際まで休むことなく(!)レッスンに通ってくれましたので
「実際、両立は大変だったでしょ?」
と先日こっそり尋ねましたが、
「受験勉強がもう本当に大変だったから、ピアノを弾く時間が大切な息抜きになりました。」
とのこと。
勉強と楽器演奏の両立のさせ方、そしてその努力に本当に頭が下がります。
進学してからの1ヶ月でも、ドビュッシーのゴリウォーグのケークウォークや、ショパンの軍隊ポロネーズ、バッハにブラームスのハンガリー舞曲など沢山の曲を練習してくれています。
指がとても速く動くので、今は緩徐の表現力アップやポリフォニーの丁寧な解釈、和声的表現などにも取組中です。
将来、どんな素敵な大人に成長していくのかMちゃんのこれからが本当に楽しみです。
あっ、これからはMちゃんじゃなく、Mさん、とお呼びしないといけないかな。
もう身長も抜かれそうですから^^
3人目にご紹介する生徒さんは、名古屋音楽大学に進学されたRさんです。
Rさんは3歳からヴァイオリンをされていたのですが、音大への進学を決めたのはギリギリの
高3になってから。私が指導者として関わったのは、副科のピアノとソルフェージュ、
楽典、和声楽の指導といった受験科目でした。
ヴァイオリンで培った表現力があるのに、ピアノではその思いに指がついてこないことに、
本人ももどかしさを感じているのが伝わってきました。
また、ヴァイオリンの人あるあるですが、ヘ音記号の聴音が苦手で、ソルフェージュでも
ここが特訓ポイントでした。
初めに教室に来たときはドイツ音名を知らなかった状態のスタートでしたが、特訓に耐え
よく短期間で頑張って力を伸ばしてくれました。素晴らしいです。
ただ、もっと早く小6あたりあら副科やソルフェージュを開始していれば、もっとRさんも楽だったろうと思います。
音大進学の可能性のある人は、できれば早めに対策レッスンを開始されることをおすすめします。
Rさんは先日、四日市でバッハのコンチェルトを演奏され、とても生き生きとした表現、
力強い演奏で会場から大変盛大な拍手を受けていました。
これからの大学での4年間で、益々演奏を磨き、より素晴らしい演奏家に育って行くことでしょう。
Rさんとは受験のためのピンチヒッターとして短期集中での関わり方となりましたが
こうして私の大学の後輩にもなり、これもご縁かと感謝しております。
これからも末永く、ずっと陰ながら応援していきますね!!